競馬は雨で中止になるって本当? 荒れる理由から勝つためのポイントまで徹底解説
目次
競馬と天気が親密に関わっていることは、皆さん周知の事実ですよね。
ただ、天候が変わることでどのような影響を与えるのか。
具体的に認識している人は少ないのではないでしょうか。
ということで、今回は雨が競馬に与える影響から中止の基準や影響まで具体的にご紹介します!
雨の日でも競馬を楽しみたいという人にはピッタリの内容です。
気になる人は是非最後までご覧ください。
競馬は雨で中止にはならない
現在どの競馬場でも、基本的に雨では中止にはなりません。
もちろん、例外的に災害級の大雨や台風などは順延となります。
しかし、馬券の売上で生計を立てている大元からすれば中止はかなりの損失。
商業的な面を考えて、ほとんどの場合中止にはしません。
過去には雨天決行を売りにしている競馬場も存在
ただ、過去は真逆で雨天の場合ほとんどのレースが中止されていました。
むしろ八王子競馬場のように「雨天決行」を売りにしている競馬場があった程です。
ただ、先程も触れた通り雨天で中止にしていては十分な売上が確保できません。
そのため、トラックの水はけの向上や屋内パブリックビューイングを開催するなどして売上を確保。
現在は、ほとんどの競馬場で雨天でも開催しています。
盛岡競馬場はコースの変更がある
現在ではほとんど中止にはなりませんが、盛岡競馬場は雨の影響で時折コースを変更。
盛岡競馬場は、雨天時に馬場状態によって芝からダートへコースを変更します。
理由は、芝を守るため。
芝は雨天時に剥がれやすく、修繕にもお金がかかります。
反対に、ダートは基本的に修理などの手間もかからず経済的。
また、水はけが良く芝では開催できなくともダートなら可能という点も挙げられます。
雨の日の競馬場が荒れる理由
雨が降ることで、レース結果に大きく左右する
- コース
- 馬
- 騎手
など、様々な方面に影響を与えます。
馬場ごとの雨による影響
競馬場は、ダートと芝の2種類のコースがあります。
それぞれ雨の日の影響は以下の通り。
| コース | ペース | 路面状況 | 必要な能力 |
|---|---|---|---|
| 芝 | 遅くなる | ぬかるむ | パワー・スタミナ |
| ダート | 速くなる | 固まる | スピード |
芝とダートでは、雨天時の状況は真逆になります。
一見ダートは雨が降るとぬかるみそうですが、実は真逆。
雨が降ることで、砂の粒子が密着してより硬い地面となり、ペースが上がります。
この逆転現象が、雨天時のレースの予想を困難にする理由の1つです。
雨を嫌う馬が存在するから
馬にも人間同様それぞれの性格があります。
なので、当然雨を嫌う馬も存在。
また、雨が降って馬場が荒れたことによる影響を嫌う馬も存在します。
具体的には・・・
- 雨が当たるのが苦手
- 泥はねを嫌う
- 滑るのが苦手
のようなことが挙げられます。
これらで馬の士気が削がれていつも通りの走りができないことが荒れる原因の1つです。
ジョッキーの得意・不得意が顕著
ジョッキーもごく一部を除き、ほとんどの場合雨の得意・不得意が存在します。
不得意な騎手の多くは、事前の馬の性格やコースの状況と距離を緻密に計算するタイプ。
雨によって、馬場状態が著しく変化した場合に適応するのに時間がかかり結果として凡走してしまうことがあります。
ただ、こういった人は晴れの天候やコースが整っている状況ではめっぽう強いので一概に実力が無いとは言い切れません。
重馬場状態の特徴とは?
競馬では、コースの含水率に応じて4つの状態が存在します。
それぞれの特徴は以下の通り。
| 状態 | 含水率 | 体感 | クッション性 |
|---|---|---|---|
| 良 | 10%未満 | 踏み締りが良い | 弾力あり |
| 稍重 | 10〜13%程度 | 踏み込むと少し沈む | 軽く緩む |
| 重 | 13〜17%程度 | 地面が明らかに柔らかい | グッと沈む |
| 不良 | 17%以上 | 水を吸ってぬかるむ | 滑る |
重馬場とは、雨などで馬場が湿り走りにくくなった状態のこと。
芝では、地面が柔らかくなる傾向があります。
反対にダートでは、砂が締まってスピードが出やすくなるのが特徴。
また、共通して重馬場では、速い馬よりスタミナや踏み込みが強い馬が好走しやすくなります。
雨の日の競馬を予想するためのポイント
ここまで、雨が競馬に与える影響などを詳しく紹介してきました。
それを踏まえて、雨の日の予想で見るべきポイントを6つ紹介します。
雨の日に強い情報源を参考にする
雨の日の競馬で予想を当て、好成績を収めるための一番の近道。
それは「雨の日に強い人の予想に乗っかる」ことです。
雨の日は、通常時と比べてレースが荒れる確率はぐんと上昇。
自力で1つ1つ経験を積んでいくのももちろんアリですが、結果に結びつくまでにかかる時間と費用はかなりのものでしょう。
そこで、以下では私が実際に予想を使った上で、荒れたレースでの予想が上手だと感じた
- 予想サイト
- AI予想
- ユーチューバー
- 芸能人
などの様々なジャンルから、代表的な予想家をピックアップしてご紹介します。
| 予想家/サイト | 的中率 回収率 | 収支 | 戦績 | 予想の形式 |
|---|---|---|---|---|
| R32(プロ監修) | 100% 197% | +2,462,800円 | 25勝0敗 | 買い目 |
| 競馬リスタート(AI予想) | 85.7% 543% | +228,200円 | 6勝1敗 | 買い目 |
義英真(ユーチューバー)![]() | 20% 1191% | +1,080,100円 | 2勝8敗 | 推奨馬 |
松中みなみ(芸能人)![]() | 40% 120% | +2,990円 | 6勝9敗 | 印 |
さんぺい(予想ブログ)![]() | 50% 123.5% | +7,600円 | 5勝5敗 | 印 |
どの予想家もしっかり結果を残しており、実績十分ですが・・・
ただ、ユーチューバーや芸能人は話題性を求める方が多いため、
- 高額馬券代で1点買い
- 膨大な点数
など、財力をフル活用しないと実現不可能な買い目を公開することが多々あります。
以上を踏まえ、ただ勝つだけなら稼ぐことに特化した予想を参考にするのが最も効率的。
予想は無料で受け取り可能なので、必ずチェックしてください。
重・不良馬場に強い血統を選ぶ
馬は血統によって、コース適性や距離適性が存在。
その中でも、雨の日に強い血統を見つけることができれば勝率はグッと高まります。
ということで・・・
2020年〜2022年の中央競馬の平場の重・不良の馬場状態で強い・弱い血統をピックアップしました。
| 血統 | 勝率 【馬場状態:良】 | 連対率 【馬場状態:良】 | 複勝率 【馬場状態:良】 |
|---|---|---|---|
| キタサンブラック | 25% 【11%】 | 29.2% 【22.3%】 | 30.2 % 【37.5%】 |
| キングズベスト | 16.2% 【9%】 | 24.3% 【12%】 | 29.7% 【17%】 |
| ゴールドシップ | 9.2% 【6.0%】 | 19.3% 【14.9%】 | 31.9% 【23.7%】 |
| オルフェーブル | 9.6% 【8.1%】 | 22.6% 【17.3%】 | 31.1% 【24.3%】 |
| エピファネイア | 5.6% 【9.8%】 | 10.6% 【13.5%】 | 26.7% 【27.5%】 |
| ジャスタウェイ | 2.7% 【7.3%】 | 10.6% 【13.5%】 | 18.6% 【20.6%】 |
血統だけを見れば、キタサンブラック血統が雨の日に勝率が2倍以上に跳ね上がることが分かります。
また、複勝率だけを見ればゴールドシップ血統が雨の日に複勝率約32%とトップの水準でした。
反対に、エピファネイアとジャスタウェイ血統は勝率が半分程度まで下がってしまいます。
もちろん出走数に差はあるので、一概には言えませんが・・・
好走する馬を選びたいなら、上記の勝率が上がる4血統を選ぶようにしましょう。
ダートは馬体重500KG以上を狙う
馬体重と雨は一見関係がなさそうですが・・・
データを見ると密接に関係しています。
血統のデータと同様に2020年〜2022年の重・不良レースでの体重ごとの勝率をまとめました。
| 馬体重 | 芝勝率 ダート勝率 | 芝連対率 ダート連対率 | 芝複勝率 ダート複勝率 |
|---|---|---|---|
| 438kg以下 | 5.7% 4.0% | 11.5% 9.1% | 17% 14.1% |
| 440kg〜468kg以下 | 7.9% 6.6% | 15.1% 13.1% | 22.1% 20% |
| 470kg〜498kg以下 | 7.4% 7.2% | 15.8% 14.7% | 24.1% 22.3% |
| 500kg以上 | 7.7% 9.1% | 14.9% 17.4% | 22.9% 24.7% |
芝は、440kg以上ならほぼ変わらない勝率です。
逆にダートは体重が増加するごとに勝率が増加しました。
最重量の500kg以上は、最軽量の438kg以下と比較して約2倍の勝率。
重量級の方が、ダートにおいては深く沈むのでより地面からの反発を受けやすいようです。
ダートなら馬体重500kg以上を目安に選ぶようにしましょう。
逃げや先行馬が有利
先ほども紹介しましたが、ダートと芝は雨の影響でレースペースが変化します。
そのため・・・
- ダート:差し・追い込み馬がスパートをかける前にゴールしてしまう
- 芝:スピードが出しにくく後方から追い抜きにくい
このように、いずれのコースでも差し・追い込み馬には不利に働いてしまいます。
そもそもの馬のポテンシャルも関係してきますが、基本的には雨の日には先行・逃げ馬を選ぶようにしましょう。
1番人気のオッズが2倍以下なら影響を受けにくい
1番人気のオッズが2倍以下の場合、基本的に雨の日でも選ぶようにしましょう。
競馬のオッズは、投票数が多いほど下がる仕組み。
その中でも2倍を切るような人気の馬は少なく、そのレースでダントツの実力を誇っていることがほとんどです。
そのため、雨の影響を多少受けても実力が大きく離れているので、勝ち切る可能性が大。
1番人気のオッズが2倍以下の場合、天候に左右されずに選ぶことをおすすめします。
穴馬も一通り確認する
雨の日には、全馬を一通り確認することがおすすめ。
中でも・・・
- 過去重・不良のレースで馬券に絡んでいる
- 血統が雨に強い
このような場合、配当妙味な馬の可能性があります。
オッズを重視して馬を選ぶことも大切ですが、必ず正しいとは限りません。
好走が期待できそうな馬は、相手に絡めるなどして抑えておくことをおすすめします。
重馬場に強い血統ランキング【ダート編】
重馬場のレースを予想する上で、見るべき要素は様々ありますが・・・
その中でも、最も簡単に好走しそうな馬を選べるポイントが血統。
競馬は、ブラッドスポーツと呼ばれるほど親の性質が子どもに色濃く反映されます。
つまり、血統を見て種牡馬の性質を見るだけでその馬がどれだけ好走するかある程度推測可能。
ということで、芝とダートに分けて重馬場に強い血統を集計して紹介します。
| 種牡馬名 | 出走回数 | 勝率 | 複勝率 | 好走脚質 |
|---|---|---|---|---|
| シニスターミニスター | 367 | 12.3% | 28.6% | 逃げ・先行 |
| ヘニーヒューズ | 522 | 11.8% | 29.4% | 先行〜差し |
| マジェスティックウォリアー | 442 | 10.7% | 26.5% | 先行 |
| パイロ | 603 | 10.2% | 25.9% | 差し |
| スマートファルコン | 319 | 9.9% | 23.7% | 逃げ |
ダートコースでは、シニスターミニスターの勝率が高め。
出走回数の母数も多く、安定して勝率が高いといえます。
また、複勝率を見ればヘニーヒューズが30%に迫る高数値。
ただ、極端な差は無く、血統によって極端な一強があるとはいえません。
傾向から分かるダートの重馬場に強い馬の特徴
続いて、傾向から分かったダートの重馬場に強い馬の特徴を紹介していきます。
脚質は先行がやや有利
脚質については、血統から先行がやや有利ということが分かりました。
ただ、先行が圧倒的ということも無く他脚質も台頭しています。
そのため、基本的には参考程度にとどめておくのが有用でしょう。
米国型=加速力&スピード持続型が有利
ヘニーヒューズやシニスターミニスターなどは、瞬間的な加速が特徴の血統です。
重馬場では時計が出やすく、一気にスピードに乗れる馬が有利。
こういった馬は、総じて「米国型」と呼ばれています。
また、プレッシャーに強くぶっつけ本番でも問題なく走行することが可能。
調整が少ない馬として、安定した結果を残します。
筋量・骨格のパワー遺伝子が有利
スマートファルコンやマジェスティックウォリアーは、馬格が大きく重心が低い産駒が多数を占めています。
こういった馬は、ぬかるんだ馬場でも沈まずに地面を強く蹴って進むことが可能。
よって、重馬場のダートでも脚抜きが良くなりペースが落ちにくくなっています。
前向きで自分から動ける気性が強い
重馬場では、自分から動ける馬がかなり強い傾向があります。
パイロやシニスターミニスターは、前向きで自分から勝負できる気質。
重馬場では他馬がバテる中、自力で勝負どころから勝負できる血統の勝率が高めです。
重馬場に強い血統ランキング【芝編】
続いて、芝の重馬場に強い血統ランキングを紹介していきます。
今回も傾向をまとめると以下の通り。
| 種牡馬名 | 出走回数 | 勝率 | 複勝率 | 好走脚質 |
|---|---|---|---|---|
| オルフェーヴル | 405 | 10.2% | 27.1% | 差し・追込 |
| ルーラーシップ | 533 | 9.8% | 26.3% | 差し〜先行 |
| エピファネイア | 410 | 9.7% | 25.6% | 先行〜差し |
| ハーツクライ | 498 | 8.9% | 24.8% | 差し |
| モーリス | 387 | 8.1% | 23.4% | 先行 |
オルフェーブル血統の勝率が唯一10%台。
複勝率の観点でも27%超えとトップの水準です。
出走回数も400回を超えていて、試行回数も十分。
基本的に芝の重馬場では、オルフェーブル血統を狙って予想するようにしましょう。
傾向から分かる芝の重馬場に強い馬の特徴
続いて、血統の傾向から分かる芝の重馬場のに強い馬の特徴を紹介していきます。
脚質は差しが有利
脚質は、差しが好走しやすい傾向にあります。
勝率が高い上位4産駒は、いずれも差し馬が多数。
このことから、基本的には差し馬が有利と判断して問題ありません。
パワー型の筋肉構造の血統が有利
オルフェーヴルやルーラーシップは、柔らかいが粘り強い筋肉を伝えるのが特徴の血統です。
時計のかかる芝の重馬場でも沈まず、悪路でも最後までペースを落とすこと無く走り切ることが可能。
このような、遺伝的な部分でパワー型と呼ばれる筋肉構造の血統が圧倒的有利に働きます
体幹バランスの良さ+トモが強い
体幹の良さは、芝の重馬場において外せない要素。
特にオルフェーブル産駒は、不安定な馬場状態でもブレずに走る姿勢制御能力に秀でています。
坂や道悪で踏ん張りが効きやすく、馬場が荒れても安定して走行可能。
体幹の良さやトモの強さは実数値には出にくい部分なので、血統から読み取るようにしましょう。
欧州系やドイツ血統のスタミナ因子
欧州系とは、前半はゆったりとしたペースで走らせ、長い直線でバテずに最後まで頑張る底力と持久力に優れるタイプ。
今回取り上げた血統だと、ハーツクライやエピファネイアの一部産駒が該当します。
ペースが落ちやすく、持久力が重視される芝の重馬場にはピッタリのタイプ。
また、これにドイツ産の馬の血統が交わるとスタミナがつきやすくかなり適正が高まります。
雨の日に強いおすすめ競馬予想サイト
紹介したポイントを抑えれば、雨の日の競馬予想でも勝率をある程度担保できます。
ただ、5つの項目を同時に見るのは少々骨が折れる作業。
私自身も実践の際に意識して予想しますが、場合によっては1レースで1時間以上を要します。
それほどの時間を取られるのは、正直もったいないと思うのが正直な感想。
皆さんの中にも同じような考えの方も沢山いらっしゃると思うので・・・
今回は、競馬予想サイトを日々検証している私が、雨の日に特に勝率が高い競馬予想サイトをご紹介します!
それが・・・競馬ナンバーワン。
- 成績:7戦7勝0敗
- 的中率:100%
- 回収率:235%
- 総馬券代:157,000円
- 総払戻金;369,000円
- 収支:+212,000円
ご覧のように、ここまで全勝を記録しています。
また、収支だけを考えても+20万円以上とかなりの高水準。
雨の競馬場に強いことは明白です。
また、オトナの競馬は競馬ナンバーワンの無料予想から口コミまでこちらで徹底検証中。
現在も随時無料予想は更新しているので、利用を検討している人はぜひ一読してみてください。
雨の日の競馬観戦のマナー
最後に雨の日の競馬観戦のマナーについて。
競馬は、雨の日の観戦において1つだけマナーがあります。
それは、混雑時に傘をささないこと。
競馬は、レースによっては立ち見席が身動きが取れないほど混雑する場合があります。
そんな状況で傘をさすとなると、他の人が見づらかったりぶつかって怪我をさせる可能性も。
また、カメラマンが撮影を行う場合があるので、そういった方々の邪魔にもなりかねません。
空いている状況ならさしても大丈夫なので、臨機応変に対応するようにしましょう。







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